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本家の古材。

 新築中の本家の旧宅を解体する折、若当主が解体された古材を新しい家のどこかに使えないかと相談して来た。 できることと、できないことはあるが、取っておいて検討してみようと伝え、使えそうな梁材を幾本か倉庫に運んでおいた。
 工事が進んで、未決定で現場を見ながらボリュームを決めようと言っていた部分に、件の古材を使おうかということになる。
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 片面は斧でハツった跡が綺麗に出ている、こちらを化粧面にして間仕切りの梁に使うことにする。
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 ブラシで擦って、払ってから水洗い、100余年の煤はしっかりと付いている。
 洗いおわると、なかなかの表情だ。
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 早速、水(水平)を決め、芯を打ち、高さを拾う。
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 丸太仕事は面白い。木のクセと仕口のバランス、刻みのデリケートさは古材相手なら尚更楽しい。
 上手く新築の建物に調和して、受け継がれるポイントになってくれればと思う。
 
by t-h-arch | 2011-06-28 22:43 | 建築

ゆすらうめ。

 庭のゆすらうめが実を付けた。 毎年、子供と鳥との取り合いなのだが、今年は首尾よく収穫出来ている様子、家に帰ると冷蔵庫で冷やされた実を出して来てくれる。
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 薄い味が何とも自然だ。最近の甘さを強調し過ぎた果物とは一線を画する味わい。

 何だか花びらを使ってテーブル・コーディネイトの真似事か、、、?
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 よく見ると、値段が付いている、さのや(近所のスーパー)へ持って行って売るのだそうだが、、、。
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 これは、、売れんだろう、、、。
by t-h-arch | 2011-06-25 22:33 | 日常

製材と「エコー缶」。

 本家の現場で使う、柱の挽き直しに仕事終わりかけの製材所へ。
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 久しぶりに製材機に向かったら、レーザーと、ホイストのリモコンが新調され、リモコンはワイヤレスになっていた。

 ストーブ置き場の脇に使う栗の柱と、ついでに、町内会の同志の中学教頭に頼まれていた、走り幅跳びの踏み切り板も挽き直す(写真奥)。
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 中学教頭の「あっちゃん」は実に熱心な教師、町内会のイニシアティブ・リーダーでもある彼は、自身の勤める学校に幅跳びの踏切板が無いことを苦にして相談に来られ、協力すると伝えていた。

 工房に戻り、隣村で木工をしている男が寄ったので、手伝わせて製材した材を削って仕上げていると仕事帰りのあっちゃんが工房に寄る。
 「あー、ありがとうー、子供らが喜ぶわー、」と自分のことの様によろこんでくれる。
 塗装の時間が無かったので防腐防虫塗料は埋める前に自分で塗るようにビンに入れて渡す。

 無事踏切板を渡したので、遅くなったが一服していると、隣村の木工屋はエコーを吸っている、話題は旧いタバコの話に、震災の影響で無くなってしまったタバコの話など空腹も忘れて盛り上がる。
 杣工房先代がエコーの包装紙を缶入りピースの缶に貼付けて「エコー缶」を作っていたと話すと、「いいなぁ、それ」と言うので、空き缶を探して「エコー缶」を作ってあげる。
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 「ここの工場には、ヘンな創造力だけはあるなぁ」と言われ、笑って解散する。

 
by t-h-arch | 2011-06-21 23:41 |

打合せ6/20。

 名古屋へ打合せに。 主な用向きは検査の立ち会いと、お客様に朴葉寿司を届けること。

 現場は天候の加減で少し遅れ気味、基礎コンクリートの鉄筋検査が終わるや否や、型枠やさんが入る段取り。
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 監督のひとり、「スズキさん」のチェック。
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 敷地が狭い為、作業準備用の工台が仮設されている。
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 いよいよ現場らしくなってきた、安全に工事が進むことを願う。
by t-h-arch | 2011-06-20 22:32 | 建築

朴葉寿司。

 我が家でも朴葉寿司を作る。
 下準備中のヨメ、破竹は今年は豊作。
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 夕食に具の残りとともに寿司が並ぶ。
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 単品姿図。
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 中身はこんな感じ、顧客にお届けした残りが家族の食べる分なので、つくりがちょっとゾンザイだ。
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 おつけはグリンピースとカニ缶と豆腐の汁。とろみが付いていて僕の好物。
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 ふたつ、みっつと、どんどん食べる輩。
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 娘も負けじと食べる、地味な具材を好むところが年寄り臭い。
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 坊主は、、、、好物のシャケをしっかりキープ、、、、トホホ、、、。
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 今年も揃っていただきました、朴の木が枯れてしまい葉の供給が拙いので、なんとかしなきゃなぁ、、、、。
by t-h-arch | 2011-06-19 23:12 | 日常

ジェンセンのディスプレイ。

 打合せの帰り、弟子の買物に付き合い百貨店へ。

 ジョージ・ジェンセンの店舗のディスプレイ。
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 荒木のままの木片をシンプルに切り出してある。
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 いい感じだなぁ、なんだかうちの工場にころがっていそうな木片だ、、、、。

 ジェンセンはここのところ、モダンなラインが主流になり、クラシックなデザインのものは減っている傾向だ。
 このディスプレイは、クラシックなラインによく合うと思うのは僕だけだろうか、、、、。
by t-h-arch | 2011-06-16 22:02 |

石垣。

 祖父が台湾から引き上げて来てこの場所に家を建てた時、祖母方の曾祖父が家の廻りの石垣を積んでくれたと聞いた。 
 陽が長くなったので、60数年の雨水や植物の繁殖のせいで崩れ落ち、ほとんど形の無かった部分を幾日かの夕方をかけて積み直す。
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 子供のころから石を積み上げるのは大好きなので、重労働も苦にはならない。素人の積んだ石垣はキケンだが、これ位のものなら大丈夫だろうと夕方の時間を気分よく費やす。

 前に積んだ所は根切りが不十分だったか、もう笹が生えて来ている。
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 裏側にはたっぷりリサイクル砕石が入れてあるからまあよしとしようか、、、。

 ここはもう少し前に積んだ所、根石の大きいのはそのまま残っていたもの。
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 石垣の上にはもう食用ホオズキが植えられている。

 ムーミンに出て来る「ミムラ」や「ちびのミィ」の一族は石垣を延々と積む癖があるのだそうだ。
 子供の頃、その絵を見て、川へ遊びに行くと僕も延々と石塁を積み続けたものだった。

 キリをつけて家に入ると、食卓には少年野球時代の監督の奥さん「くにちゃん」作の朴葉寿司が。
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 慣れない土方作業の疲れもあり、キリッとしたつくりの寿司を美味しく頂戴する。
by t-h-arch | 2011-06-14 22:38 | 日常

荒壁工事。

 左官やさんが荒壁を付け始める。
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 このごろはポンプが全盛で、ポンプで捏ねた土を圧送して、塗る先に配る。
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 圧送先。舟にどんどん土が送られてくる。
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 大きなフォークで土を放り投げる。 ちょっと見せ場だねぇ、、。
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 土の色もいい具合になり、発酵臭もかなり。  
 ここのところゲリラ豪雨のような雨が降るので、養生には気を配らなければいけない。

 荒壁工事に職人みんなが揃ったところで、施主さんから昼食が振る舞われる。
 重労働をねぎらう食事の献立はとても豪勢なものだった。
by t-h-arch | 2011-06-13 21:03 | 建築

金物。

 この頃は建物を新築するにあたり施工業者が、雨漏りや家が傾いたりした場合の手当の為に掛け捨ての保険に入らなければイケナイ、、。 
 
 保険に入り、多額の掛け捨て金を文字通りドブに捨てて、なおかつ基礎の鉄筋の検査や建物躯体の検査を受けなくてはイケナイ、、、。

 検査員に罪はないが、躯体検査にやって来た検査員はマニュアル通り、土壁の下地の貫と筋交いについて指導注意をしていった。
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 写真では判りにくいかも知れないが、横に入っている貫は筋交いを欠き取ってはめこんである。
 壁の中に筋交いや貫、竹の下地をうまく納めて壁の割れを防ぐ為にしていることだが、検査では筋交いに欠損が生じているということになる。
 これはいけないことなので、何らかの対策をしなさいとのこと、なにをしろとは言わないので、金物で補強をした。

 昨今はこんなことの繰り返しである。
 短期の集中荷重(地震や風など)だけでなく、長期的に建物がうける力(材料の収縮も含めて)にどう対応するかは、長く立ち続けてきた建物に学ぶのが一番だろう、学んだことをもとに責任をもって信じる工法に手間をかけるのが筋ではないかと思う。

 筋交いの両端には最初から金物を付けることが義務となっている。筋交いの端部、わずか10平方㎝くらいの面積のところに太いビスを10本近く打ち込まなければイケナイ。これは端部に割れを生じさせて、結合強度の欠損を招いていることにならないのだろうか、、。

 金物を売り、結果ダメでも保険でカバーする建材業界、相欠き合わせなど面倒でバリバリと最新型のインパクト・ドライバーで一日中ビスを打ちまくる大工、部品が流行りのものでなくなったら壊して建替えられる家、 非常にムダをしているようでならない。

 我々が作る家は建前の時に仮筋交いを打たない、仮に筋交いを当てなくてもきちんと作りきちんと組めば倒れることは決して無い。 
 建前を見てくれる人の中に幾人かは必ず年寄りが居て、彼らが「これは壊れそうに無い家や」と言って呉れることが我々にとっては大きな賛辞であり、それに奢らず更に努力を続けなければと思う。
by t-h-arch | 2011-06-11 23:22 | 建築

豆ごはん。

 今年はエンドウ豆が豊作。 グリンピース大好きなヨメは万々歳。
 張り切って豆ご飯を焚いて、ご飯のおかずもなんだか多い、、、。
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 ふと、昔、白井晟一さんと豆ご飯の話をしたことを思い出す。
 豆ご飯の豆の量の話だったが、それ以来ご飯にかけるふりかけの量まで考えるようになってしまった。 立派な建築家がひとに与える影響は大きいなぁと改めて思う。
by t-h-arch | 2011-06-11 21:15 | 日常