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鉄板とスコーン。

 外の用事が終わり、工房に戻りかけていると、板金屋さんの工場前で「まさのりくん」と鉢合わせる。 そのまま工場に入り雑談していて、旧い鉄板を貰い受けることになる。
 かなり大きな重い鉄板を工房に運び、取りあえず熱湯で洗う。
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 きちんと綺麗にするには、火で熱して磨かなければいけないらしい、、まだ遠い道のりだ、、。

 鉄板を洗い終わった頃に、ヨメと子供が遅いおやつを持ってやって来る。
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 おやつはスコーン、まだ暖かい。 ちょうど通りかかった鼻の効く常連さんも加わりお茶にする。
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 ジャムは嫁の実家のお寺の下寺の奥さんの手作り。木いちごは自宅に生っているものらしい。

 スコーンは縦に分割出来るように焼くものだと初めて知った。ちょっと利口になった。
 
by t-h-arch | 2010-10-30 22:57 | 日常

「むらさきや」の栗蒸し羊羹。

 今日の打ち合せのお茶菓子は「むらさきや」の「栗蒸し羊羹」。
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 栗の入った蒸し羊羹と味噌松風のコンビネイション、栗鹿の子寄りな上品な羊羹に僕の好物の松風、熱いお茶によく合って旨い。

 ブログを見て下さった方から以前の赤いお茶は何?と尋ねられたのでお聞きしてきました。
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 「ルピシア・ハワイ」のお茶。ハワイ限定らしいです。香りと酸味が程よくマッチ、です。

 今日もごちそうさまでした、「むらさきや」、要チェックだ、、。
by t-h-arch | 2010-10-28 21:21 | 日常

いもがいもち。

 今日の昼ご飯は「いもがいもち」。ご近所で里芋をお裾分けして頂いた由。
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 いもがいもち(芋粥餅、里芋入りのおはぎのご飯の部分みたいな感じ)には生姜醤油、生姜もご近所で頂いたばかり。まだ外に干してあったので取り込みながら1個収穫。
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 この時期ならではの味わい、他人に頂戴したものばかりで食ってるなぁ。
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 これもご近所で頂いた菜っ葉を入れた「切り漬け」。
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 満腹でした。
by t-h-arch | 2010-10-26 23:53 | 日常

パイプ椅子・ヴァリエイション。

 昔、食堂などにあった、鉄のパイプにビニール貼りの合板の背板と座板が付いた椅子。
 杣工房先代はそれの板部分を無垢板に取り替えて自宅の食卓用に使っていた。僕も学生時代から捨てられたそのパイプ椅子を見つけると、その時々の材料で椅子に再生し、専ら誰かに使って貰っていた。

 これはそのヴァリエイションのいくつか。
 檜の背と座。 母親がミシン用に使っているもの。
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 これも檜、デザインが違う。 と言って、鉄の部分も1個1個でかなり違うのだけど。
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 こういう木工もかなり好きな部類に入る。
 お施主宅にいくつかお貸ししてたら、鉄の部分だけをたくさん見つけたからといくつかを譲って頂いた。その部品で中津川の蕎麦屋「杉村」の補助椅子を作った。使った感想はまだ聞いていないが、地方の町の、あまり目立たない場所にある蕎麦屋には似合うと思うのだが、どうだろう。

 
by t-h-arch | 2010-10-25 23:20 | 木工

てっちゃんの鉄板焼。

 お社修理中の一服に板金屋さんの親方「まさのりくん」が、「そう言えば、この間見てたら、えらいものを倉庫に隠しとるなぁ」と言うので、何かと思えば旧い原動機付自転車のこと。
 先日、仲良し3人組板金屋さんはうちの祖父の工場跡の倉庫の隣の工場の雨樋を直しに来ていた。倉庫には確かにブリジストンの原付自転車が放置されている。
 隣の屋根の上からだから丸見えだなぁと言うと「いやいや、ちゃんと降りて側まで行って見てみた」と言う、無断侵入者だ。 まさのりくんの弟の「てっちゃん」が「兄貴が仕事中に呼ぶから何かと思って降りて行ったら、原付を見とった(笑)」とのこと。
 「いいなぁ、あれ」と繰り返し言うので、そんなに喜んでくれるなら持って行ってよと言うと、「いくらで譲ってくれる」と聞くので、自分はもう要らないから、価値観の持てるひとのところへ行った方がいいだろうと言うと、「そりゃぁ、あの仕舞い方見れば、そうやなぁ」ということになる。
 午后、3人組の最後のひとり「けいちゃん」を伴って軽トラでやって来て早速積み込む。帰りがけに「夕方からちょっとうちの工場で一杯やろか」と言われ、よろこんでおよばれに行くことにする。

 仕事を終い、歩いてまさのりくんの工場へ。入ってみると立派な鉄板が。
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 シェフはてっちゃん、てっちゃんはお酒を飲まない、クールな強面のシェフで名前が「テッちゃん」だと「じゃりん子チエ」みたいだ。
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 原付自転車も工場の中央に鎮座、すでにCRCがたっぷり吹かれている匂い、こんなに大切にして貰えて、さぞかし自転車も嬉しいだろう。
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 鉄板はしっかり熱り、焼くものが何でも旨い。 テッちゃん、もとい、てっちゃんはコテで常に鉄板上の油や焼きカス、アクなどを丁寧に刮げて油受けに落とす。 片手のコテは鉄板焼き用、もう片手はクロス屋さんなどが持っている建築用なのはご愛嬌。
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 てっちゃんの同級生で解体業の社長、「くにちゃん」がやってくる、今迄大自慢していた鉄板テーブルが実はくにちゃんからの貰い物ということがバレたまさのりくん。弟子はくにちゃんに「ごちそうさまです!」などと言っている。 今度はくにちゃんに原付を自慢するまさのりくん、くにちゃんも興味津々。
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 これをレストアして乗るときは、衣装はボアの耳当ての付いた半ヘルで、始動には漕がなくてはいけないから取りあえず下に向かってからしか上に行けない、クラッチは左手スロットルは右手だから乗るときは脇見はできない、衣装の関係もあり見る人に指を指されるから尚更誰とも目を合わせないなどと、くにちゃん主導でバカ話が続く。

 シメは焼きそば。 ここまでかなり食べ、飲んでいるのにまだ食える、お替わりまでする、よく赤らんだ鉄板でてっちゃんが焼く焼きそばは素晴らしく旨い。トッピングに目玉焼きを畳んだようなのを焼いてくれてそれがまた旨い。
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 ここで板金屋さんのお父さん「りょうちゃん」の登場。杣工房先代の竹馬の先輩だ。
 くにちゃんがお父さんに魚を届けてくれ、それを捌いたら全部メスで、そのキャビアをお裾分けしてくれる。
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 クセの無い鶏卵の黄身だけを食べる感じ、強く、濃い。

 くにちゃんと魚卵を食べるりょうちゃん。ちょっとお茶目なところは変わらない、息子さん達やくにちゃん、けいちゃんはりょうちゃんにとてもやさしい。
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 ヨメの土産に「オムそば」まで作って頂いて、てっちゃんに送って貰い帰る。
 楽しかった、ありがとうございました。
by t-h-arch | 2010-10-23 23:58 | 建築

国造神社奥社脇殿修理。

 工房裏の山の頂上にお社の修理に行く。今年はクマが多いが、このお社もクマにやられたもの、ミツバチの巣が天井裏にあったのをクマが採ろうとして屋根までめくってしまった由。
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 壊れた屋根をめくり、野地板を打ち替え、鼻先を取付ける。
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 ここからは板金屋さんの仕事、いつも仲良し3人組の板金屋さんは仕事も速い。
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 お昼前に終了。棟飾りだけは午后から板金屋さんが取付に行くことにして撤収。
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 幸いにして、クマは出なかった。
by t-h-arch | 2010-10-23 23:36 | 建築

注連縄綯い。

 近所の神社のお祭り用の注連縄を綯(な)う日。夕食後、町内会の集会場に集まる。
 注連縄は左綯い、普通の縄とは逆に撚りをかける。順手で撚る向きを手前にして綯うひとも居るが、僕は逆手で綯う。 僕が子供の頃は、年末に門松と注連縄の注文を町内からとり、オジさんたちに倣って注連縄を綯い、松を切って配り、年明けの左義長の日に回収して祝儀を頂戴していたものだ。祝儀は廃品回収と並び、子供会の貴重な収入で、遠足や行事の予算はこれに懸かっていた。
 そんなわけで、縄を綯いつつ、子供達にも教えてみる。
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 子供会の班長さん、「さつきちゃん」は意外と上手だ。坊主はヨメの綯った縄の尻尾切りに余念がない。
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 年配の方々は筵を編む。編み台は「隊長」宅の所蔵、色々なサイズ用の決まり事が墨で書かれている。
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 夜に寄り合っているのが楽しく、押入に潜り込んで遊ぶ輩、我々の昔と同じことをしている。調子にのり過ぎて叱られるのも同じ。
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 隊長のお父さん「さだじさん」は僕が子供の頃から縄綯いの先生。手さばきは熟練を通り越している。
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 綯うのは全部で16本、子供が綯ったのは子供神輿のお飾りに使う由、僕は6尺を2本と4尺を1本綯って終了。
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 この時点で台所では薬缶に酒が沸かし始められている。ヨメと子供は先に帰り、オジさん、おじいさん達は車座で飲む。筵の寸法のことを聞きながらつい飲み過ぎる。
by t-h-arch | 2010-10-22 23:12 | 日常

座板のアール。

 急ぎで頼まれた椅子。座板の仕上を弟子に任せ、仕事時間の終わりかけに塗装を手伝う。
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 塗装が終わって、座板のアールの処理をみると、ちょっと甘いかなという感じが、、。
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 小言を言いつつ、見ていると何だか懐かしいような気がする、アール部分の面を面取り鉋ではなく、普通の豆鉋でとったのだろう。 先代はアールの面を定規無しでとるのが好きだった、特に大きなアールのものは小刀を使ってとることを好んだ。「定規でとるとなあ、何となく杓子定規で、、」と言っていた姿を思い出し、お客様が先代のファンだということをふまえ、削り直さず、このままにする。
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by t-h-arch | 2010-10-21 22:03 | 木工

鬼まんじゅう。

 少し間があいてしまった打ち合せ。 今日のお茶菓子は梅花堂の「鬼まんじゅう」。
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 弟子の故郷では「石垣まんじゅう」というのは以前書いた、僕は「芋蒸しパン」や「芋かゆ」、「芋ご飯」など、男のくせにと言われるがサツマイモが好きなので、このお菓子は大好物。

 しっとり、こっつり、美味しかったです、御馳走様でした。
by t-h-arch | 2010-10-20 21:57 | 日常

製材シーズン。

 ツワブキの花がもう少しで咲きそうだ。
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 引き合いを頂いた、車庫倉庫の梁を製材する。
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 スパンが7m超なので、長めの材を引っ張り出してもらう。
 軒の桁はあまりムクらせたくないので、背がついて細めの丸太、あとは6m超の曲がり丸太を数本、いずれもタイコ挽きにする。
 長い材料をとるのは本当に難しい。僕の親方は巾を締め過ぎることより長さを切り過ぎることに厳しかったが、よく判る気がする。 ちょっとした曲がりや痩せが製材の向きを迷わせる。
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 こういう時、鼻押しの「ヒロオさん」は頼りになる相手番だ、納得のいくまで丸太を廻し、出し具合をやり直してくれる。

 来年の為にそろそろ製材を進めなければいけない。「いい時期が来たな」などと思っているうちに季節はすぐ過ぎてしまう。 製材の親分に話すと「週一で挽きに来い」と笑われる。
by t-h-arch | 2010-10-19 22:39 |