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日曜日(12/27)

 よく晴れて餅搗き日和な日曜。早起きして朝食もそこそこに準備をする。
 簡易竃を組み立てて、火を熾し余熱をかける。
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 餅搗きは基本的にヨメとコンビでやり、バァさんがヘルプにはいる。
 搗いているところの写真は無い、撮るひとが居ない。

 ひと臼1升5合平均で5臼搗く。白い餅が2臼、栃の実の餅が2臼、草餅が1臼。
 搗いては竃の火をみて、一休みすると次を搗かなくてはいけない。

 一服するバァさん。
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 栃餅に入れる栃の実。やり方を変えて2つに分けたが、あまり大差なかった。
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 このまま食べると、始めに固茹での卵の黄身のような風味がし、次に苦味と香ばしさが広がる。
 縄文人は栃の実を常食していたそうだが、手間を掛けても食べる価値があったのには頷ける。
 灰汁抜きをした粒のまま米と一緒に蒸す方法もあるが、これは半ペースト状になるように煮てある、少し米を蒸してから上に載せてまた蒸す。

 火が安定して竃の温度が保たれていると、蒸気のロスも少なく、蒸し上がると絵に描いたように上のフタの隙間から湯気が上がる。米の蒸し上がりに期待が持てる景色だ。
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 餅を搗き終わるとすぐに臼や杵を洗う。釜の残り湯を使うとすぐきれいになり早く乾く。
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 蒸篭や簀の子、釜板も洗って干す。これでやっとひと仕事終わったという感じだ。
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 今年もなんとか餅は準備できた。毎年のことができたことに感謝する。
by t-h-arch | 2009-12-28 00:43 | 日常

桐の板

 倉庫を整理していたら、引出しの側板に使っていた桐の板が大量に出て来た。
 サイズがサイズなので、それはまた引出しを作る時の為にと片付けたが、今度は桐の集成板の切れ端がこれも多量に出て来た。
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 これの原板は1820×910×9.5ミリで、先代からの在庫が高さ3m分位、川東倉庫に積んである。
 押入や収納庫の内装をこれで張るつもりで在庫したのだが、一枚で張ると、反って暴れて割れてしまうケースが多く、自家用となってしまった。

 桐は火に強いと言われ、火鉢や直火を使う時代の炬燵板などに使われていた。鍋敷きなども桐の端材で作られていた記憶がある。
 娘が生まれると桐を植え、嫁に行く頃にはそれを伐り箪笥が出来ると言われたくらい成長は早い。
 立ち木は水分を多く含む為、煙突の出る廻りに植えておくと万一火が出た場合でも防火壁の役割をするものだと聞かされたこともある。
 ¥100ライターで表面を20秒炙るとこんな感じ。
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 これで何か出来ないかと考え、思いついたのが、冬期雪上キャンプ用のまな板兼、ストーブ敷きだった。近年、軽量・超軽量装備に興味を持ち、ウルトラライトなひと達の世界を垣間見て、自分の仕事分野で何か勘考はできないかと思っていたので、これは渡りに舟だった。

 形状は人それぞれの好みや背負う袋、パッキングの好みにもよるが、角を丸く取るとか、盆のように抉るとかの工夫はできそうだ。

 120×300×9.5ミリで124g。15センチ角・厚さ9ミリなら73.4g程になる計算。
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 厚みはまだ落とせるな、抉るとすれば9ミリ程度でいいかも。
 早く形にしてみなくては、、、。
by t-h-arch | 2009-12-24 00:28 |

雪景色

 今日の雪景色。やっと晴れて、これで少しは溶けるかなぁ。
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by t-h-arch | 2009-12-21 20:50 | 屋外

日曜日(12/20)

 起きるやすぐに雪掻き。コーヒーを飲んで、工房も掻きに行き、早くも午前中にクタクタで家に戻る。

 娘が外でブランチをしようというので、ノってそとごはん。
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 古ストーブを雪の中から掘り起こし、焚き火をする。ホームセンターで買ったオーニングが意外に降雪時には役に立つことが判った。
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 焚き火でパンとハムを焼く。わんぱくでもいい、なんて判んないか、、、。
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 煙くさいーと言いながらも喰う喰う。

 雪を溶かして水をつくると言うのでやらせてみたが、できた水があまりにキタナいのでびっくりしていた。
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 腹ごしらえができたら、そりすべり。向かいの床屋さんのおじさん(スキー好き)も手伝ってくれ、簡易ゲレンデを整備する。
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 かなり面白いらしく、黙々とすべるすべる。
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 夕方になり、薪を運んで家に戻るとお勝手は大わらわ、なめみそを仕込んでいる。
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 これが無いと年は越せない位の好物、家によって味が違うのでよそのを貰うのも楽しみだ。
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 少し頂戴し、空きっ腹に冷や飯をかっこむ。冷や酒もいけるいける。
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 あとは風呂に入って寝るだけだぁ、今日も忙しい日曜だったー。
by t-h-arch | 2009-12-20 20:10 | 日常

打楽器カルテット

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一晩でよく積もった。川東展示室に片付けに行くが、車は寄せられない。


工房の裏道もこんなに。 
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 仕事もそこそこに雪掻きにいそしむ。重く湿った雪は非情だ。体はガタガタで腕はパンパン、箸で豆がつまめなく、子供に「お行儀が悪いよ」と言われる。

 が、今日の夕刻より隣村で打楽器カルテットのコンサートがあるのだった。
 リーダーは加子母明治座クラシックコンサートの常連プレイヤーの貫太郎さんだ。 
 誘って呉れたn島工務店社長は昨晩の大雪にもかかわらずジャズライブにお客さん同伴で足を運んで下さっている。
 これは行かねばオトコが廃る、溶けた雪が凍結してキャタピラのようになった道を隣村へ走る。

 会場は公営の施設、暖房もあり昨日とは打って変わって快適な空間だ。
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 ここも木で出来た空間、以前にもここで音楽を聞かせてもらっているが、響きは心地よい。
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 マリンバとビブラフォンとパーカッションの編成。曲目はスタジオジブリ映画のテーマメドレーやチャイコフスキーの弦楽セレナーデ、森の中の彫刻という印象的な曲もあった。
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 貫太郎さんのソロ、バッハの無伴奏チェロソナタ。
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 マリンバの低音は叩いている感じがしない、ベースランが気持ちよい。
 昨日、ジミー・スミスの「The good life」を聞いていて、なぜか田中千香士さんとチャイコフスキーの弦楽セレナーデの話をしたことを思い出したのも不思議だった。

 ハモンドオルガンもビブラフォンも回転させて音に効果を与えるし、パイプに共鳴させるところも、ハモンドはもともとパイプオルガンの廉価版というコンセプトで作られているのだから、共通性はある。
 むりやり関連づけて、この二日の音楽三昧を振り返ってみた。
by t-h-arch | 2009-12-19 23:20 | 音楽

成瀬順一トリオ+いとうけい子

 冬型の気圧配置が強まり、風雪がちょっと、、。
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 今回はハモンドオルガンのトリオ+ゲストのボーカル。雪の中、レスリーが来た。
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 ハモンド+ピアノは成瀬順一さん。
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 ギター+ベースは原正秀さん。
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 ドラムス+お喋りはマッスグ・ローチさん。
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 ゲストボーカルはいとうけい子さん、写真これしかなくてごめん。クリスマス・ナンバーを歌って下さった。
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 ハモンドオルガンは滅多に聞けないので、身近で音圧を体験できるのを楽しみにしていた。
 期待を裏切らない成瀬氏の熱演!
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 雪のせいで、客足はニブいが、それでも楽しむ人はやってくる。
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 先日の原さんのライブで声を掛けて下さった御夫婦も来て下さりびっくり。
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 だんだん熱が入ってくる。
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 壮年リズム・セクションも楽しそうにバックアップ。原さんのいい顔。
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 アンコール終了!マッスグさんもいい顔。
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 終わった後も語る語る、遠いひとから順番に帰ってゆくが、地元組は日が変わる頃までゆっくり雑談、冷え込みがキビシいのに、かなりおバカな人たちだ。
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 こうして生の音楽を聞いていると、音楽は理屈じゃ無いなぁと思う。
 音に自分自身を乗せるひと、そのひとが奏でる音を聞いて自分自身と向き合う時間は至福の時間だ。今回も皆さん、ありがとうございました。
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by t-h-arch | 2009-12-19 01:50 | 音楽

初雪

 昨夜、冷えるなーと思っていたら、今朝は雪。
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 いよいよやってきてしまったか、この季節。

 裏の橋はこんな感じ。
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 少したって止んできたが、多少積もっている。
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 車はまだ1台も冬用タイヤを履いてないぞ、弟子達の通勤車も換えていないはずだ、、。

 カメ虫が多い年は雪がたくさん降ると聞いた事があるが、今年はカメ虫をよく見かけた。
 そんな気がするだけかなぁなどと思いながら、トルクレンチを準備する。
by t-h-arch | 2009-12-17 21:30 | 日常

キャンディーの箱

 夕刻遅く、ガレージ社長が車検に出していた車の納車にやってくる。
 なぜか、手土産はキャンディー1箱。リコラというハーブキャンディーはなかなか旨い。
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 この種類の紙箱は開け閉めの際のロック機構がとても気に入ったものだ。
 箱のフタの部分の内側に、箱側に付いているベロのような折り返しが「パチッ」とはまるようになっている。開けるときはそのベロを無理矢理のばすようにして開けているが、キャンディーを食べ終わる頃までは壊れない程度の強度・耐久性を持っている。
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 実にいいデザインだ、デザインとはかくあるべきという見本のようだ。

 ガレージ社長や弟子達はドイツ製品好きなのでこういった納まりには敏感で、教えてやると何度も開け閉めをしては「おおー!」と喜んでいた。

 この箱を何かに再利用できないかといつも考えているのだが、いい案は浮かばない。
by t-h-arch | 2009-12-16 22:20 | 日常

芝ヶ瀬食堂

 昼ご飯は、芝ヶ瀬食堂(しばかせしょくどう)の「煮カツ定食」。
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 何故かいつもこれを注文してしまう。カツ丼の具とは少し違う気がする。
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 煮カツ本体も旨いが、キャベツや玉葱がまた旨い、決して残らない。

 近所の方はよく知って居られるだろうが、こうして写真で見るとまた食べたくなるんじゃないかな。

 昔は仕事帰りに、ここで「ドテ煮」を食べ、凍ったジョッキで生ビールを飲んで帰ったものだった。今では考えられないことだが、美味しかったなぁ。

 次回は運転手付きで来よう。
by t-h-arch | 2009-12-15 00:05 | 日常

食卓天板

 竣工近い現場の食卓天板。
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 あまり、上等では無い板を使って矧いである。
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 接ぎ合わせて、糊を払ってからいい天板だなぁと思って眺める。

 以前、伊集院静さんの仕事机を作らせて頂いた時、伊集院さんが節の入った板で作って欲しいと言われたことを思い出した。伊集院さんはそれを杣工房先代に伝えるのに非常に言葉を選んでみえたようだった。伊集院さんのエッセイにもその記述がある。

 安い木で作ってくれ、とか、良材の必要無し、とか、節だらけでいいから、などという言葉を聞くと、心のどこかで力が抜けてゆくような気持ちになる。
 人によって、言い方によって、これは難しいが、伊集院さんの場合は生家にあった大きな木の食卓の話をされ、そんな机が欲しいのだと言われた。
 その言葉はよく僕らに伝わってきた、伝わることと伝わらないことの違いは大きい。

 いい木、わるい木、という分類も難しい。 
 長くつきあって、いろいろな面を見て感じて、そこから生まれる実感。その実感を共有できる場所は確かにあるし、木のプロで無ければ共感できないというものでは決して無い。

 その実感の共有を感じられる時、この上ない満足感を覚える。 木の仕事を続けて行きたいと思う気持ちの根源はそこにあるのかも知れない。
by t-h-arch | 2009-12-14 22:30 | 木工