カテゴリ:建築( 93 )

MOKスクール御一行来房。

 建築家・三澤康彦さんが杣工房に突然いらしたのは数週前、案内は僕の高校の同級で三澤さんが関わっていた「岐阜県立森林文化アカデミー」の聴講生だった熊澤くん。
 先代のことを何かでご存知だった三澤さんが、栗の木をお好きなことは雑誌等で知っていたが、来房され、倉庫や土場で栗の木の乾燥方法や製材のことを話すうちに三澤さんの主宰される「MOKスクール」御一行をここへ連れて来て、そういった話をしようということになった。

 当日、あいにくの雨の中、観光バスで30人弱のメンバーが来られる。狭い工房は満員。
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 テーマは絞って「栗の木を使う」だったので、まずは何故栗の木に傾倒するようになったかを先代や僕の経歴も含め手身近に話す。
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 次は加工について、当工房数10年の伝統の飛び道具「豆鉋」コレクションや、これも当工房の看板工具「洋銑」や「和銑」などを幾人かの人に使ってもらい、栗の木に合う、プリミティブなそして繊細な仕上方法を見てもらう。
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 土場に場所を移して、原木を見る。 原木放置の乾燥法はすでに何度か述べていることだが、雑木のみならず、建築用材でも活用出来ることを説明する。
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 先日の続き、三澤さんからも急所を突いた質問が飛ぶ。三澤さんとのやり取りを聞いて居られた方々の真剣さにも驚く。
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 そして最後に、栗の木で建てた「すや西木」を見学、時期もあり、満員の店内での説明、後は個々の眼に任せるとして、栗好きの三澤さんに各所を見て頂きたくて案内する。
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 製材を見損ね、先代と苦笑いした板で作った長椅子のセットに座る三澤さん。
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 三澤さんの熱意に惹かれ、微力でもと思い案内をさせて頂いたが、スクールの皆さんの熱心さや興味の巾広さに、その熱意の及ぶ広大さや、大きな思いやりを感じ、ただただ僕も一緒に勉強させて頂いた数時間でした。 
 三澤先生、そしてスクールの皆さん、ありがとうございました。
 また是非、何度でも、ゆっくりお話したいです。
by T-H-ARCH | 2012-11-12 23:50 | 建築

あっちゃんの店 基礎着工。

 基礎に着工しました、が、設備器具が決まらず、すぐに配管の逃げが出来ず、、。
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 自宅隣の基礎工事もされる製材所社長「ひろちゃん」はそれでも段取りして掛かってくれました。
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 昼間は暖かかったのに、夕方からは風が出て現場は鼻水が垂れる程、缶コーヒー片手に段取りを話し始めれば、瞬く間に陽は落ちてそれでも話し続ける、おバカなご近所同士でした。
by t-h-arch | 2012-11-09 22:30 | 建築

あっちゃんの店(仮称)遣り方。

 隣地の改築工事も終わり、裏隣との境界の塀も躯体は完成、いよいよ「あっちゃんの店」の基礎にかかる。まずは遣り方。
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 建坪10数坪の小さな店だが、色々がその中に詰まるので設計は複雑、弟子もチェックに余念がない。
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 改築が終わって間もなく遣り方にかかるなんて、凄く段取りがいいなぁと思うのは間違いで、基礎とそれに続く礎石工事を少しでもゆとりを持って掛かりたいだけで、本体躯体は墨も付いていない。
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 基礎屋さん、水道屋さん、石工さん、よろしくお願いします!
by t-h-arch | 2012-11-07 22:18 | 建築

栗板の味わい。

 中津川「すや西木」、甘味処「榧」。
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by t-h-arch | 2012-10-23 23:22 | 建築

万葉集。

 万葉集、巻頭の歌。

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by t-h-arch | 2012-10-21 11:14 | 建築

秋祭り@本家

 本家を、秋祭りの「三番叟」の宿元に使って頂きました。
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 本家若当主はお祭りの御神輿の当番歳。
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鼻飾りの干支は僕の同級代がこの御神輿を作った時、午と未を付けたのを、後輩達が自分達の干支にそれぞれ変えて付け続けてくれている。今年のは本家若当主「としろうくん」の力作。
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 本家にとって晴れがましい一日を嬉しく傍観する。
by t-h-arch | 2012-10-20 20:03 | 建築

名古屋F邸 料理研究会。

 名古屋覚王山のF様邸にて、料理研究家・栗原友さん御指導による料理研究会。
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 食堂も厨房も適度に使用感が出て来ていい感じ、やはり「使ってナンボ」だなぁ。
 厨房でスマートフォン扱いは名古屋コンランショップの林さん、色々お世話になりました。
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 本日のメニュ、キッチン前のタイル壁にペタ。
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 栗原さんのレクチュアの始まり。
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 藤澤邸奥様は今日はホスト&アシスタント、このエプロンは流石!
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 食材も色々、厨房も生き生きと見える。
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 さて出来上がり、まずは前菜のサラダ。
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 1皿目「タイ風鶏の唐揚げ・ガイトート」と「揚げ春巻き・ネムザン」
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 2皿目「あさりの焼きビーフン」
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 3皿目「グリーン・カレー」
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 リコッタ・チーズのデザート。
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 そして談笑。 満腹だと話もはずむ?
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 作らせて頂いたお宅にこうして伺い、使って頂いている様を拝見できるのは至福だ。
 広々とおおらかな居間、食堂、厨房のフロアを使いこなして頂き本当に有り難く思う。

 この会は「女子会」なので、参加させて頂いたのは弟子。
 お土産に頂いたグリーンカレー、我が家の食卓にのると途端に風合いが変わるのもまた面白かった。 美味しかったです。
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by t-h-arch | 2012-07-12 22:54 | 建築

岐阜へ。

 久しぶりに岐阜市に出掛ける。

 最初に訪ねた先は「(株)櫻井銘木店」。杣工房先代から面倒を見て頂いている。
 そんな御縁で、先の名古屋の現場も御紹介頂き、今回はその別途請負工事として当工房が単独で請け負う和室廻りの材料について相談に伺った。

 無理なお願いは重々承知で、社長・櫻井弘二さんに、材料のおおよその寸法、数量は提示するので、木寄せからおおまかな木取りまで引き受けて貰えないかとお願いすると、ご快諾を頂き早速幾つかの材料を見せて貰う。
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 天井材用の杉のスライス板。片木板(剥ぎ板)のようにザックリと載せたような天井を作るには最適な材料だ。

 造作材にどんな樹種を使うかはとてもデリケートな問題、多分櫻井さんは僕の性分や今迄の経験を熟知して居られるので、選択肢の範囲から好みまで上手く誘導して下さるようなところがあり、僕も地元ではなかなか口に出来ないような木使いを相談出来るので誠に有り難い。
 いつも一緒に仕事をしている弟子でさえ、普段あまり耳にしない材料や、それをそこに?といったような想定外の使い方がさも普通なことのように会話に出てくることに戸惑っている様だった。

 材料については一段落、今後の予定を打合せ、食事に誘って頂く。
 行き先は近くの河畔の複合店舗、ランチメニュからカレーを頂く。
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 この施設の木製品を扱うショップに櫻井さんの店から見事な板のサンプルが提供されている。偶然過日弟子と「塩地(梻)」について話していたので、最近見かけない塩地のサンプルを見てその特徴の話をする。
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 外材の栓やタモとはやはり一線を画する木味、旧くの「沢栗」の好みはこの木目からしか感じ取れないように思う。

 お暇するつもりが、再度お店に寄り雑談。話の内容は砥石や、鋼や、簡易製材機や、チェインソーや、毎度のこと乍ら多岐に及ぶ。

 櫻井銘木店をお暇し、「中嶋祥雲堂」へ。以前頼んで頂いた木工の集金をしてお茶道具を見る。
 伊藤慶二さんの湯呑み。
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 前から狙っていた高岡銅器の花入れは売れてしまっていたが、新たに祥雲堂店主・中嶋康夫さんが仕入れた手が角張った花入れがとても気に入った物だった。
 バァさんからの頼まれものを買い、「ガレージ社長」の店「岐南オートサービス」へ。

 岐南オートへ着くや否や、ガレージ社長のおかしな趣味・木工の作品を見せられる。
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 いったい、ここの社長はナニ屋なんだ、、、。

 本業の方も綺麗な車が入庫してたのでパチリ。
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 VOLKSWAGEN SCIROCCO GTI  シロッコⅡはやっぱりいいなぁ、、。

 コーヒーを頂きお暇する。岐阜・芥見から付知まで丁度1時間半で帰る。
by t-h-arch | 2012-07-04 00:10 | 建築

冨田潤さんを訪ねる。

 京都・嵯峨越畑で染色・織物をしている冨田潤さんの工房をお施主と共に訪問する。
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 冨田さんとは、小僧時代の京都「俵屋」でのご縁があり、ヨメが一時冨田さんの工房の手伝いをしていたこともあって工房へも以前お邪魔したことがあった。
 大柄な体格で、細やかな仕事をされる印象は持っていたが、結婚時にヨメが持参してきた冨田さん作の絨毯を使うようになって、その細やかな、静かな仕事ぶりがテキスタイルの質になってそのまま現れているような快適さと、ウールの持つ万能とも言えるヘヴィ・デュティー振りに心底惚れ込んでしまったので、先般引渡しの済んだ名古屋覚王山の現場に自分が使っている絨毯を持ち込んでお施主に売り込みを掛けたところ、お施主が興味を持って下さり今回の訪問となった。お施主奥様ご姉妹、道案内にヨメも同行、弟子を加えて総勢5名で奥嵯峨の山道を上る。

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 温室を改造した工房はシンプルで心地がいい、お弟子さん達の仕事の音をB.G.Mに冨田さんの作品を見せて頂く。


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 僕が使っているのと同じタイプのラグ。 夏でも冬でも素足で踏むと、少しそこに留まっていたいような感触が足裏を包んでくれる。

 冨田さんお手製の織機。 師匠が自作をされるので、ヨメはそれを手伝うべく、小僧時代の僕に簡単な大工道具セットを貸してくれと頼んで来たものだった。(きちんとお手伝い出来たかは定かでは無いが、、、。)
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 これも最近の自作、縮絨をかける機械。制作は流石に職人さんを頼んだと言ってみえたが、この発想は紛れも無くTOMITA DESIGNだ、、。
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 お弟子さんが帯を織っているところ。
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 あらかじめ、お施主宅の絨毯を敷きたい箇所の写真に大きさを書き込んで送ってあったので、あとはデザインを少し説明してもらい、作家一任ということで冨田さんに現場を下見してもらい話を進めることに決まる。

 冨田さんのご自宅でお茶を頂いて、昔話をし、お昼は近所にある蕎麦屋さんへお誘い頂く。
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 むらさき大根のおろし蕎麦。大根は甘く辛く、絶妙な味、近くの産らしく新鮮だ。
 蕎麦は近隣の男性が交代交代で打つらしく、本日の当番は「吉田さん」、ヨメのなじみで、奥さんはco-op仲間だった由、懐かしそうに話をしていた。

 京都駅でお施主と別れ、僕の修業先「中村外二工務店」で、現親方の中村義明さんに久しぶりにお目にかかり近況を話し合い、大きな声で叱咤激励を頂く。
 その後寺町三条から京極、河原町あたりをヨメ、弟子中心に歩き、シメにコーヒーを飲んで帰路につく。
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by t-h-arch | 2012-06-28 23:59 | 建築

塀の建方。

 雨の合間をみて塀の建て方に出掛ける。早朝は小雨だったが、早出をして現場に着く頃には雨もあがる。
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 調子良く建ってゆくが、なんせ全長40m近く、空も時折暗くなりアヤしい風が吹くので気ばかり焦る。
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 通し貫は段違いで、顎落としの上を楔で締める、横振れはかなりシャンとする。
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 塀板は貫の表裏で交互に張る「大和張り」、天気を気にして急いだので本日の写真は無し、夕方6時前位に張り終える。

 お施主がご子息の野球の練習用に拵えたホームベース、こういうの好きだなぁ、、、。
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 今日は何とか段取り良く終わりました。控えの基礎の埋め戻しと笠木上の板金の手配をして終了。
 隣地の喫茶店を作業通路にお借りしたが、ほとんどの喫茶のお客さんに話しかけられていた弟子、お疲れさん。
by t-h-arch | 2012-06-26 22:59 | 建築