カテゴリ:木( 38 )

尾州檜。

 本家の仕上工事、「下駄箱」の天板を削る。
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 板の耳をそのまま使った「ノタ付き」が好きな施主の為に耳付きの板を選び、見付側は和銑で削る。
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 木曽桧の目。
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 檜の柾目でこういう目のは木味もとてもいい、経年変化後がまたいい。
 長く使う生活用具の材料には是非、こういう木を使って頂きたいものだといつも思う。
by t-h-arch | 2012-05-18 22:34 |

板に書く。

 板に書かれた「書」。
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 これは藁を束ねた筆で書かれたそうです。某信金支店長のお知り合いの作。
 支店長の発案で、台紙となる杉と栗の板はお渡ししてあった。
 扁額とはまた違う雰囲気、何か発展しそうな気がする、、。
by t-h-arch | 2012-05-14 22:17 |

また榧を、、。

 製材屋親分が、「い〜い木があるんやが、、、」と言ってきたのが1週間程前。
 値を相談して入れ札を決めていたが、市場から電話が掛かって来たのが一昨日。
 「、、、、ついつい、、競ってまった、、、、。」

 届いた木がこれ。
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 芯目も細かく、近年見ない良い木だ。
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 丸太に坐って市場での競り具合を話していると、偶然通りかかった、県森連の所長がわざわざ車を降りてきて「立法○十万やな、、、」と言う。 「いい線いっとるなぁ、、」と言うと、「それをあんた(製材所親分)のことやから◯十○万まで競ったやろ、、。」 ほほぅ、、的中では無かったが本当にいい線だった。「流石やなぁ」と言うと上機嫌で帰って行く。

 その後も丸太に座り、この木をどう挽いてどう儲けるかとバカ話をしていると、携帯電話に次から着信が入る。
 「なにを人相の悪い2人が大笑いしとる!」 「おい、何がそんなに儲かった?」
 
 土手上の国道を通過する友人達には、余程楽しそうに見えたのだろうか、、、。
by t-h-arch | 2012-04-27 00:12 |

板塀の解体材。

 先般、東海地方に吹き荒れた低気圧による暴風で顧客方の板塀が倒された。
 即日解体して持ち帰った材を、夕刻に弟子が根気にも釘を外し整理していた。
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 塀を建てたのは、この顧客宅の新築工事の直後、10余年の月日が桧の白木をこんな風に変えてしまう。
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 白く斑点のようになっているのは、蜂が齧って持ち帰った跡らしい。


 貫に対して、表、裏と交互に塀板を貼っていく「大和張り」の痕跡は全くの黒白模様だ。
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 「取って置いても、何もならないんでしょうけど、、、」という弟子の言葉に、どうするか決め兼ねた挙げ句、それは第二工場に保管されているのだった。
by t-h-arch | 2012-04-20 23:09 |

削り屑。

 栗板の木口の削り屑。
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 何だか綺麗に見えたので写真に撮ってみた。
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 こういう板モノを削っていると、指物がしたくなる。
 床に置くタイプの幅広の当て台(削り台)と板の間を作って、その廻りだけで出来る仕事がムクムクとしたくなって来てしまった、、、。
by t-h-arch | 2012-04-13 22:17 |

楢の丸太.2

 過日の丸太に利用の手が、、、?! 
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 とある人からの問合せで、皆伐材に利用の日の目が見えて来た。早速サンプルとして、輪切り丸太と経年変化後の楢の写真を送る。


尺鋸で生木切っちゃってますが、、、。
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 これ位枯れると楢もバンバンなんですが、、、。
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 内地材は独特な木目、これは多分静岡の木。
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 当るも八卦、ですが、、、何とか利用して貰えたらなぁ、、、。
by t-h-arch | 2012-03-07 23:49 |

楢の丸太。

 土場に届いた楢の丸太。
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 写真奥の方の数本は値段が付いた原木だが、手前ほとんどが薪。
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 ひとつの楢山を皆伐した木だからよく揃っている。
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 伐り時もいいし、薪のうちでも素性の良さそうなのは挽いてみようかな、、。
by t-h-arch | 2012-03-02 23:13 |

本家の式台。

 本家の玄関に使う式台を拵える。
 挽き直しをしてから毛布にくるんで少し放置しておいたが、とくに狂いや揺り戻しは無い様子。
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 すこしもこらせて仕上げる。乾燥しているとは言えかなりの目方、弟子と、どうやって運び込んで据え付けるか相談しながら片付けをする。
by t-h-arch | 2011-11-25 23:21 |

「切る」と「挽く」 。

 雨が降る前に製材したての材料を少し野天にひろげようとしていたら、突然フォークリフトがダウン。
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 製材後の材料は手つかずになる。
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 ついでに名古屋の現場のカウンター材も工房へ運んで、木取りと造材をしようとしていたが、リフトが使えないとひとりではキビシいので、その場で木取りと造材をしてしまう。
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 久しぶりに走行クレーンを使って板を動かし、造材を済ます。
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 板材を造材するのに、板を横に切る(クロスカット)のと縦に挽き割る(リップ)するのでは気分的にかなり違う。
 これ位の巾を切ると、間違えが無いように気を遣うだけではない疲れを感じる。 切ってしまえば巾を挽き割るのは躊躇無くできてしまう。

 木製のカウンターは保留分も含め合計4枚、同じ木から4枚とれた安心感とクロスカットの疲れは妙にバランスした感じだった。
by t-h-arch | 2011-11-18 00:27 |

本家の式台製材。

 新築中の本家の式台(玄関から上がる踏み台のような段)を挽き直す。
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 本家は玄関土間に内土間が続き、その先が老人夫婦の玄関のようなスペースになっているつくり、玄関から一枚の式台がずっと内土間沿いに老夫婦の上がり框まで続いたらいいだろうなということで、6mの欅の厚板を式台に用意してみた。
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 欅は力のある木なので、製材時にヘンなクセをつけてしまうと後々困ったことになるので、挽き上がりから勘定して木を反らせたり戻したりして挽かなくてはいけない。
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 何とか思い通りのものが挽ける。目の荒い、大柄な木だがおとなしく上がってくれた。

 鼻押しのヒロオさんに最後の手前で裏をガツンととるように指示すると頷いて台車を動かしながら、「親父さん(杣工房先代)も裏をバンっととって逆反りの板を挽いておったなぁ、、」と言った。
 ヒロオさんは杣工房OB、ぼくが幼稚園くらいの頃に杣工房で働いていた。
 僕が付知に戻り、賃挽きの製材をここでするようになって長いが、初めてヒロオさんが父親のことを話したような気がした。
by t-h-arch | 2011-11-16 20:38 |