新築中の本家の旧宅を解体する折、若当主が解体された古材を新しい家のどこかに使えないかと相談して来た。 できることと、できないことはあるが、取っておいて検討してみようと伝え、使えそうな梁材を幾本か倉庫に運んでおいた。
工事が進んで、未決定で現場を見ながらボリュームを決めようと言っていた部分に、件の古材を使おうかということになる。 片面は斧でハツった跡が綺麗に出ている、こちらを化粧面にして間仕切りの梁に使うことにする。 ブラシで擦って、払ってから水洗い、100余年の煤はしっかりと付いている。 洗いおわると、なかなかの表情だ。 早速、水(水平)を決め、芯を打ち、高さを拾う。 丸太仕事は面白い。木のクセと仕口のバランス、刻みのデリケートさは古材相手なら尚更楽しい。 上手く新築の建物に調和して、受け継がれるポイントになってくれればと思う。
by t-h-arch
| 2011-06-28 22:43
| 建築
|
カテゴリ
以前の記事
2021年 02月 2020年 11月 2019年 05月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 04月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
|
ファン申請 |
||